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AS、ADHD、自閉症スペのアドバイスや愚痴を書いてます。

音声思考の発達の苦悩

わかってきたことがあります。

私は音声思考と視覚思考型の自閉症スペクトラムだということです。

 

相手の質問、疑問、確認に答えられないのは昔から悩みでした。それは理解力が劣っていたり、相手の声を聞き取るのが困難なせいだと思っていました。

 

母や他の人から質問をされた時、私はいつも自分が考えた事も消えてしまい、相手の話と元の自分の話の関連性がわからなくなる事がほとんどでした。

運良く答えられているように見える時は、相手の話を理解できているわけではなく自分の興味のある単語が相手の話の中に入っていて、考えの多動が起きて妄想を口に出しているに過ぎないようです。

 

私はもともとシングルタスク(一つのことしか考えられない)の脳みそです。

だからこだわりがあるというより、相手が私がした話にわかったと言わないかぎり、次の話に移られても理解したかどうか認識できなかったのです。

 

音声思考の私の頭の中にはいつも音が飛び交っています。だからその音声を出しているにすぎなく、相手が質問をしたとしても答えられなかったんですね。

 

しかも音は音によって搔き消えるので、私は言い返す事すらできなかったのです。

 

たまに、相手が話しているのか私が話しているのか理解できなくなる事がよくありました。

それは感覚としてあっても、私は相手に説明することができませんでした。今日ようやく説明したことによって定型の母にも私の苦悩がわかってもらえました。

 

音に気が散るのではないんです。

音が同時に同じボリュームで聞こえるんです。

それは文書にたとえてみると、ハリーポッターの本と政治の本が合体した本を読まさせられている気分です。

 

定型の母いわく、相手と話している時も文章が脳にうかぶので相手が何かを言ったとしても言い返す事ができたり、矛盾点を指摘できるんだそうです。

 

私は視覚思考タイプなので、相手に私の説明がわからなくなってしまうと思い、今まで上手く私の状況を言い表していると思える文章を読んで聞かせたり、暗記して話すなどしていました。

 

だけど大抵相手に自分の言いたかったポイントは伝わりませんでした。

 

私が視覚思考や聴覚思考の感覚をありのまま、事細かに話した時にわかってもらえました。

意外と私は説明が下手なわけではないようです。

 

というか、定型は人の受け売りより自分の感覚を伝えるほうが伝わるんですね。

 

それは本の受け売り真似事では身につかないし、一回一回頑張って話す事でしか理解してもらえないでしょう。

 

事業所でこの前気づいた事ですが、事業所の偉い男の人が隣の部屋で作業をしていて、私はいつも隣の部屋のおしゃべりな女の人と話していると思っていました。

ところが、調子のいい時に話を聞くと、偉い男の人は別の人と話していてしかも後ろを向いている、おしゃべりな女の人は別の人と話してるということがわかりビックリしました。

 

全部の音が混ざり合いわからなくなってしまっていたのです。

 

当事者会でもそうでした。

私と同じような当事者の方が来ているのですが、あちらこちらでバラバラな話が始まると全ての話し声が聞こえてしまい、私が話しているのか別の人が話しているのか途中でわからなくなって毎度話をすることができなくなりました。

それは他の人も同じなのかより大きい声で話そうとするのです。

 

ちなみに母は普通のボリュームに聞こえていたそうです。

 

つまり脳の音の調節機能に問題があるのです。

定型の方は自動的に脳が聞きたい音に焦点をあてて、その音だけを拾い、他の音はぼやかす事ができるのです。

私にはそれがなく、非常にうるさく聞こえます。

 

今までは相手もその環境だけど頑張ってきこうとしていると思っていました。

でもそうではなかったんですね。

 

音声思考と聴覚過敏はとても相性が悪いようで、私はこのおかげで会話力がつかなかったんです。

 

それだけではなく、未来を保証できないことなども質疑応答ができません。

 

私って本当に障害者だったんだなぁーと今回改めて自覚しました。

それまでは相手が言い張るように『もしかして自分の努力が足りないのでは?』と思っていたんですけれど、そうではなかった。

 

脳のボリューム調節機能だけは努力できませんしね。

 

昨日大揉めに揉めて障害者施設に収容してくれるようお願いしたのでこれ以上母を責めなくて済みそうです。

 

なぜ発達が責めた口調になるのか?といわれたら聴覚過敏なところがあるから、相手もそのくらいの尋問口調で話しているように聞こえるからです。

 

今のところこの解決法は耳栓、筆談しか思いつけませんが。まあ新たな一歩前進ということで。良かったです。