話を聞くコツ
今日も学校休みました。
フラッシュバックと彼の元で錯乱したせいで筋肉痛になっていました。
行かなきゃ行かなきゃと思ったものの、どう考えてもこの精神状態(脳)は作業に支障が出る。私は今後の単位に響くか問い合わせ、休む事に決めました。
気持ちが切り替わってくれたり、頭の隅っこに定型のように物事を置いておけたら良いんですがそれもできないのです。
しょうがないので今日は何か特性の解決になる方法でも探そうと、発達系のサイトを閲覧していました。
情報が偏らないよう公平性を考え、アンチの掲示板も覗いています。そこで案外解決策が見つかったりするのです。
私はマインドマップ風のメモをとり、思考の整理をしました。
そのうち発達の子供の子育てポータルサイトに行き当たりました。
そこに書いてあったのが、視覚優位の話でした。
私はどちらかというと視覚優位タイプです。
一度見た景色はすぐ覚えられる。
だけど文や耳の情報が取り入れづらい。
その文を読みながらこう思いました。
『私、昔はなんであんなに思い出を覚えていたんだろう』
視覚だけじゃなく、音声情報も覚えていたはずです。相手の言うことを一言一句暗唱できたような‥だから最近の物忘れがどうにも腑に落ちなかった。
フラッシュバックがくるような悪い記憶や過集中がくるような好きな事柄の記憶は努力しなくても覚えられた。
鮮明な映像として目の前にあると思えるほど脳に再生することができたはずなのに。
私はこの特性で漢字検定は勉強なしで準2級をとっている。
そんな事を思い出しているうちに、ふわっと頭にある記憶が蘇った。
授業をしている最中、私は一心不乱に黒板を見てそれをノートに取っていた。
そのあと『別の事を考えながら授業を受けていた』のだ。
発達障害の特性に上の空で別の場所を見る、というものがある。他人から見たらやる気がないと思われる象徴だ。
だけど私は『別の事を考えていた時のほうが記憶力が上がっていた』のだった。
過集中が起こる前、私の頭の中では脳の多動がおこる。すると色んな知識を呼び起こすのだ。
私の脳は絶え間なく動く。
それは私が『その場から動けなくて、比較的静かな時』だ。
私の脳はパソコンの焼きつき防止のために動くスクリーンセーバーのように、かたかたかたかたと動き続け、私の脳が疲れないように努力し続けてくれていた。
だから私は学生時代は比較的簡単に記憶を遡れていたのだ。
そういえば最近を振り返ると、暇そうで暇がなく、1人の時間を持とうとしても人の気配があってそれが出来なかった。
私は記憶を全然押しとどめておけなくなり、視覚優位の私は目の前にいる彼氏が見えるせいで『相手のコミュニケーションの少なさ』がだいぶ気になるようになり寝られなくなり、スクリーンセーバーを出すこともできなくなってしまったのだ。
家に帰ると比較的今までの問題が解決できるのは、人の気配のまったくない本当の一人の時間を持てるからだったのだ。
早速帰ってきた母にもその特性を伝えた。
『私は気が散らないと記憶力がなくなる』
母も理解してくれた。
気が散るのはなんでも良い。相手の目を見ないとか、携帯をいじりながら話すとか。
定型がやったらやる気のない動作だけど、私は話し続ける記憶するために必要な作業なのだ。
そういえば、昔から同じような悩みの日記を毎日書いて、同じ内容のメモを毎日書いていた。
私は何もなしに記憶力が良かったわけではなかったことがわかってホッとした。
これで咄嗟の記憶がなくなってもいいように長期記憶を貯めておけるようになるだろう。
嬉しい。